消費者金融業界のイメージア戦略について

劇的にイメージアップ!消費者金融業界の変身がもたらしたもの

一昔前は消費者金融のイメージというのは「怖い!」というものでした。一般的には貸金業というのはやはりビジネスですから、債権の取り立てを行う事は非常に大切なのです。でもその一方で、強引な取り立てや違法な取り立てというものも後を立ちませんでした。「腎臓を売れ」と言ったり「自殺しろ」と迫ったり、そんな恐ろしい取り立てによって家族が離散したり、最悪な場合は自らの命を絶ったりする悲劇が一昔前にはワイドショーなどを騒がす社会問題になっていたのです。

現在では消費者金融のイメージというのはそれほど悪くはないようです。消費者金融業界が全体としてイメージアップする事が出来た原因として2つ挙げられると思います。1つ目は業界全体で法律を守り、違法な取り立てをやめ、健全なビジネスが出来るように努力したことです。もう1つはソフトなイメージのCMを放映する事で消費者金融のイメージアップを図ったことです。一昔前ですが、チワワのCMや宇宙人をするCMを覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。

このようにイメージアップを成し遂げた消費者金融業界について考えてみると、「法律の遵守」と「イメージ戦略」がビジネスをする上で非常に大切である事を私たちに教えてくれるのではないでしょうか。業界全体で「法律を遵守」すること、そしてメディアを使った「イメージ戦略」は実際ところ消費金融業界が末永いビジネスモデルを構築することに役立っていると指摘できます。

これからの消費者金融の目指す所は、海外においてはアジア諸国を始めとした個人融資ビジネスの拡大、そして国内においては多重債務問題の解決であると指摘されています。アジア諸国を始めとした個人融資ビジネスについては、少子高齢化社会であるわが国の現状を考えると消費者金融のグローバル化は避けて通れません。また、家庭崩壊や自殺につながる多重債務の問題については業界全体としてしっかり取り組んで行く必要があります。

どちらも業界全体で取り組む、非常に難しい問題を抱えていると言えます。でも、したたかに生き残って来たわが国の消費者金融業がアジア諸国でどのように展開をするのか、そして国内向けには新たな社会問題としてクローズアップされている多重債務の問題をどのように解決するのか、たくさんのビジネスウォッチャーがお手並みを拝見させていただきたい、と待ち構えているところです。